行けなかったライブ:友人から思い詰ったグッズ!

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私には好きなアイドルグループがいます。9年前、手術で入院して身体障害者になったのです。リハビリのために転院し、再び入院になりました。私はそのアイドルグループのDVDを毎日のように見て入院生活を送り、見るたびに『いつか生のライブが見たい』と思ったのです。手足が不自由な当時の目標の1つに治してライブに行くというのがあり、アイドルグループが支えとなりました。8年前に退院して体は不自由なままの状況が続き、当時はまだ県外など遠くに私1人で外出するのはとても難しい状態でした。

そんなある日、関東に住むMさんとAさんからそのアイドルグループの「ライブチケットが買えそうだから一緒に行こう。」と誘われました。当時はうれしくて仕方なく、体のことを軽視して行く気満々でした。しかも私の住む新潟にめったにこないアイドルグループで会場は東京ドームとなっていました。友人の住まいは埼玉と東京でお見舞いもなかなかこられないため、私の当時の状態をよく知らないのでした。そういうことから電話やLINEなどさまざまな手段で細かく説明し、『もし、行けても迷惑を掛けてライブを心から楽しめないと申し訳ない。』という気持ちも湧いてきてみんなが楽しみにしているライブを台無しにしたくない思いがありました。すごく行きたかったものの、体のことを考えると仕方ない気持ちもあって断腸の思いで泣く泣く断ったのです。けれど気持ちに折り合いがなかなかつかず、それが電話や文字の端々から溢れました。その気持ちが2人にとても伝わってしまい、私が何とかライブに行けないかさまざまな提案があったのでした。2人の気持ちがとてもうれしかった一方、せっかくのライブが私のせいで楽しめなかったら申し訳ない考えが先立ちました。それに友情にひびが入るといやで全体的に考えて主治医や親と相談した結果、現実的に私1人で関東に行くのは難しいという話となってライブは断念したのです。2人が私をどうにかライブに行かせてあげたいという思いが伝わり、それだけで十分うれしく思いました。2人はがっかりする私に「何かお土産買うからね。」と言い、思ってもいなかったうれしい言葉でした。当日にMさんからグッズ売り場の様子を伝える連絡があり、「Iちゃんの好きなメンバーのマスコットは売り切れているけど、クリアファイルはまだあるよ。どうしたい?」などグッズ内容と私のほしいものや意向を聞いてくれました。私は実物を見られないにしてもMさんが細かく教えてくれる言葉で想像し、ほしいグッズを言ったのです。その数ヵ月後、買ってくれたグッズをAさんが届けにきました。

とてもうれしくて表情に出さない一方、グッズを見て行けずにがっかりした気持ちはやはり残っていたのでした。『次は行けるように体を治さないと』という気持ちがとても強くなりました。残念な気持ちと同時に友人も私を連れてってあげたかった思いを強く感じ、普通のグッズよりもそういうものが詰ったすてきなものです。

またその行けなかったライブDVDを見ながら、当時のおみあげグッズを一緒に眺めて行った気分を味わえました。ただDVDを見るよりライブを感じられて今も楽しめているのでした。ライブグッズだけでうれしいのにそこに友情が上乗せされ、こんなおみあげはどこを探してもないと思います。

私の気持ちをくみ取り、考えてくれたおみあげは宝物でこのエピソードは一生忘れないです。

あなたはそんなすてきなおみあげはありますか。